第二巻は、シベリア抑留から帰国後
商社で働き始め短期間で常務になる主人公。
大本営参謀時代の人脈を駆使し、
私は、その中で近畿商事社長「大門」の言葉
「時価に換算して国家が何千万という金をかけて養成した大本営参謀の作戦力と組織力を
近畿商事の企業戦略に活かすために採用したのや」
が印象に残りました。
第二巻の小説の時代は急成長し経済大国の仲間入りをしていく日本。
それに対して、今の日本は残念。。
氷河世代の受験戦争を勝ち抜いた多くの人が、
能力をいかせない仕事をしていることは
本人だけでなく国全体にとってもマイナスだったと思います。
そして、「大門」のような存在がなければ主人公は活躍出来ないし、
今、そういう人材が少ないように感じます。